葬儀ーそれは、「送るいのちの儀式」
死を迎えたものにとって、近親者からの供養はこの上ない喜びとなります。
そしていま生きている私達は、追善供養を通してご先祖様の成仏を願うのです。
それは恩に報いる感謝の気持ちを表す行為です。
宗祖日蓮大聖人は南無妙法蓮華経のお題目は「字数は五字七字なれど、すべての仏様がお唱えされて成仏され、生きとし生けるものが成仏できる功徳が納められています。死後の魂にとっては迷いの闇を消し去る灯となり、仏様の世界へ速やかに導いてくれます。南無妙法蓮華経こそが迷いの世界からさとりの世界への渡し船であり、成仏の導き手です。」とお教え下さっています。

はじめてのお葬式 安心ガイド
「突然のことで葬儀の進め方がわからない・・・」
「準備をしなければならないが、どこから進めたらいいものかわからない・・・」
このページでは、実例を紹介しながらお葬式の進め方についてご案内します。

能代市在住の親子Aさんの場合
入院中の父(70代)を看病するかたわら、事前相談に来られたAさん(40代)

相談内容
「万が一の準備をしておきたいのですが、
はじめてお葬式を出すことになるので何もわかりません。色々と教えて頂けますか?」
「菩提寺はないのですが、お葬式をお願いしたいので檀家になることはできますか?」
「私(Aさん)には子供がいないので墓を建てても、
今後の面倒を見てくれる後継者がいませんが、どうしたらいいでしょうか?」
ご相談の結果

住職より
はじめてお葬式の喪主を務めるということに不安があったそうですが、準備を念入りに行い、その不安を解消されました。
また、ご自身の考え(規模・予算etc)に合う葬儀社を探すために、数社回ったということで、お父様の葬儀をしっかりやりたいという気持ちが伝わってきました。
共同墓は、後継者がいなくても安心というお墓です。こちらも事前見学をすることで納得され、滞りなく納骨を済ませることができました。
当初は、お寺もお墓もなく困った様子でしたが、「事前相談を通して満足のいくお葬式をあげることができました。今後の供養もがんばります」と申されました。
能代市で一人暮らしの父親
県外に暮らすBさんの場合
能代在住の父(70代)が急逝、突然のことに戸惑うBさん(40代)

相談内容
葬儀社からの連絡
「急逝された方がいるのですが、菩提寺もお墓もなくて娘さんが困ってます。
相談に乗っていただけますか?」
Bさん「県外に嫁いでいるため檀家にはなれないし、お墓を向こうで建てることもできません。どうしたらいいでしょうか?」
ご相談の結果

住職より
予期せぬ突然のことでしたので、Bさんのご意見を尊重しました。
県外に嫁いでいる等の事情により檀家にはなれないということでしたが、
亡くなった方のお葬式をしっかりとあげることが最優先です。
納骨については、
「父が生まれ育った能代に骨を納めたい」
「嫁ぎ先ではお墓を建てられない」
というご意見から、感応寺共同墓に納める事となりました。
また、将来的にBさんが能代に帰って生活することはないということで、
永代供養を申し込まれました。
永代供養とは、お寺が喪主に代わり今後の供養(お盆、彼岸、年回忌)をする
ことをいいます。
感応寺では、檀家ではない方からの葬儀依頼も承っております。
菩提寺が無くお困りのご家庭の方はどうぞご相談ください。